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「セロニアス・モンク」を体感

うちの店に「原 リョウ」という作家を大・大・大好きというお客さんがいる。
代表作に『私が殺した少女』や『愚か者死すべし』などがある作家で
作中「原リョウ」が表現するハードボイルド的フレーズを豪く気に入っているらしい。
その作者のエッセイ集『ミステリオーソ』という本があるらしく、その話をしている時に
「ん!」と思いこのアルバムを取り出す。
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セロニアス・モンクの『ミステリオーソ』である。
多分、原リョウが昔フリー・ジャズのピアニストだったからこその題名なのだろう。(と思う・・・)

セロニアス・モンクは「ジャズ界の奇才」といわれた孤高のピアニスト。
当初、彼の音楽は理解されづらいものだったらしいが
今では彼の曲を幾多のジャズ・プレイヤーが演奏している。
沢山のジャズスタンダードを世に送り出したジャズ・ジャイアントである。

後にそのお客さんがモンクの曲を聞いたらしいが
「俺にはわからないなぁ~」と一言。
僕も初めてモンクを聞いたとき、そんなように感じたと思う。
モンクの出す聞きなれない音の並びに耳がついていかなかったのだ。
でも今ではその音が心地よく感じる。

by b-flat5150 | 2007-11-12 18:37 | 音楽  

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